卵から孵った幼虫にロイヤルジェリーを与え続けると、その幼虫は女王蜂になります。そして生きている間はかならず、ロイヤルジェリーだけを食べ続けます。ミツバチは、羽化して一人前のミツバチになると直ぐから自分の役割を確実に実行しつづけます。「今日は気分がのらないから、休んじゃえ」などと決して云いません。もちろん、有給休暇はありません。羽化して一人前のミツバチになると、死ぬまで休むことなく働き続けます。ただ、寒い冬のあいだは、動きがにぶくなり、冬眠に近い状態になるそうです。この時期には、ミツバチの数も少なくなり、一つの巣箱に5万匹くらい。繁忙期、蜜づくりの季節になるとミツバチの活動が活発で、飼育しているビーキーパー(人間)たちが、巣箱を大きくすることもあつて、20万匹にも増えて、収穫が大きくなっていきます。
ミツバチの社会の戒律は厳しく、女王蜂以外は、内勤の仕事全てを勤め上げたものだけが、外勤として働きあげて、一生を終えることになります。ツバチたちの仕事の分担を次にまとめてみました。
ミツバチだから蜂蜜をつくるのは当たり前。とお考えの方、いらっしやいませんか?
たしかにその通りですが、マヌカハニーのページも書いてあるように、蜂蜜は「ミツバチが持ち帰った花の蜜」と考えておられる方が多いようですが、実はそんな生易しいものではないのです。ミツバチたちが、4000年も前からつくり続けているハチミツには、私たち人間の健康を創りだしていくための宝物がギッシリなのです。
花の蜜は「砂糖(化学の分野では『ショ糖』と呼ばれる)」です。この砂糖をミツバチは、からだの中に吸い込んで、体内の酵素などの助けで、ショ糖をブドウ糖と果糖という二種類の糖類に分解します。
ところが、ブドウ糖は、病院などで、からだに負担をかけずに栄養補給をする目的で、点滴注射に使われることにお気付きでしょう?ミツバチは、花の蜜を人間が吸収しやすいかたちにつくり変えてくれているのです。さらに、マヌカ・ハニーが、他の蜂蜜と全く違う特性をもっていることについては、ぜひ、マヌカハニーのページをじっくりお読み下さい。
右の写真も、内勤のミツバチが働く様子ですが、六角形の巣穴の中には、いろいろなものが見えていますね。空っぽの巣穴に見えても、よく見ると何やら白くて小さい粒のようなものがあります。これが女王蜂が産みつけたミツバチの卵です。
そして巣穴を埋めている白いものは、ミツバチの赤ちゃん。穴に一杯になっているのは、羽化の間近いもの。
巣穴がおせんべのような色で塞がっているところがありますね。ここには、ミツバチが作ったハチミツや、彼らの大切な主食のビーポーレン(ミツバチ花粉)が貯えられています。
高原でのミツバチによる花蜜採取の様子です。ビーキーパーが巣箱を何段も積み上げて、ミツバチが花蜜をためこむスペースを広げています(写真左)。
ミツバチの働きたい様子に応えるビーキーパー達とのまさに共同作業です。
ミツバチは生まれながらに、一人前の大工さん。正六角形の「巣作り」もお手のもの。写真のような六角の巣を自分達の分泌する蜜ろう(ミツバチの分泌するワックス状のもの)で巣作りをします(写真右)。
六角形のこの構造は、今日の人間社会でも「ハニカム構造」とよばれ、非常に強度の高い構造として工学的にも実証されているものです。
(註 : ハニカム...Honeycomb 蜂の巣)
おや?巣箱の入り口にミツバチたちがお尻を外側に向けて羽根をばたばたさせて並んでいますね。何をしているのでしょうか?
じつは、こうやって外の空気を巣箱の中に送り込み、巣のなかでも同じように羽をばたばたさせて空気を送り返して、みんなでエアコンの役目をしているのです。巣箱の中の空気を循環させて入れ替えたり、湿度と温度を心地よい状態に保とうとがんばっているのです。これは、室内を過ごしやすくするだけでなく、蜂蜜中の水分を蒸発させる効果もねらって行っているのです(写真左)。驚いたことには、こうしてハチミツに含まれる水分は、20%くらいに調節されてしまうのです。